2024/10/25
大手企業から中小企業への転職 楽勝のはずが実務経験不足を理由に連戦連敗だった 44歳 転職2回目の安西さん
□□□□安西さんの略歴□□□□
● 年齢44歳
● 経験社数2社
● 転職回数1回
● 総務経理職
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安西さんは、1995年に新潟県から上京し、
都内の大学に入学しました。
当時は、Windows95が発売され、パソコンが世の中に一気に普及した頃です。
そして、パソコンが得意だった安西さんは、
新卒で、パソコンインストラクターとして就職をします。
数年後、安西さんは安定を求めて東証一部上場の大手運輸企業に転職。
管理部に所属して、15年の間、総務と経理の仕事を経験してきました。
そんな安西さんは、コンサルタントとの最初の面談のときに、
こんな話をしてくれました。
「今の仕事は、毎月50~60時間の残業があり、
決して楽な仕事ではありません。
その一方で、部下5名をマネジメントする立場でもある私は、
充実した毎日を送っていたんですよ・・・」
「・・・送っていた!?ということは、いまは違うのですか?」
コンサルタントが質問すると、
「それが・・・。
ひと月ほど前、私の部署が丸ごと地方に移転することに決まったんです。
この決定により、私は地方に転勤するか?辞めるか?の
選択を迫られたんですよ。
あまりに突然のことで、困惑しました・・・」
安西さんは、深刻な顔でさらに続けました。
「悩んだ末に私が出した答えは、転勤はしない。
代わりに、転職をすることに決めたんです。
そう決めてから、すぐに転職活動をはじめました。
今は、転勤がない中小企業の総務経理職を中心に応募しています。
しかし、書類選考は通るものの、面接で落とされる状況です。
落ちた会社に不採用理由を聞くと、
総務職としても、経理職としても実務経験不足というんですよ。
私は、管理部門を15年もやってきてるんですよ?!
それで、経験不足と言われても・・・」
不採用理由に納得のいっていない様子の安西さんですが、
コンサルタントには、企業側が言いたいことがわかりました。
多くの大手企業では、総務や経理の仕事を分業制にしています。
その結果、ひとりひとりの専門性は深まりやすいのですが、
業務範囲は限定的となります。
一方、中小企業の総務経理職と言うと、
ひとりで何でもやる、全部やるというイメージです。
私は、これはやりますが、それはやりません。が通用しないのが
中小企業の総務経理職です。
44歳で、総務経理職の一部の業務しか経験がない安西さんは、
面接でそれを見抜かれ、不採用になっていたのでしょう。
実務経験を一番のアピールポイントにするのは難しいな・・・。
そう考えたコンサルタントは、安西さんの人柄が評価ポイントとなる
チャンスがある、とある企業の求人を紹介することにしました。
その企業は、今後更なる市場拡大が見込まれる健康市場の企業です。
求人は、総務経理職の課長候補で、
採用要件は、経理の実務経験3年以上、協調性のある方。
というものでした。
結果として安西さんは、この求人に応募して見事に内定を勝ち取り、
転職が決まりました。
しかし、実は、この企業の面接でも、
安西さんの実務経験不足を心配する声はありました。
心配する声はありましたが、その心配を上回る
安西さんの人柄に対する高評価と、入社したい!という安西さんの熱意が
内定の決め手となったのです。
また、余談ですが、社長が安西さんと同郷だということ、
創業年が安西さんの生まれ年と同じということも、
良縁につながる一つの要因だったようです。
(安西さんが、事前に企業研究をして、面接時に共通点を話題にしたそうです)
転職活動には、おひとりおひとりの事情があります。
また、転職成功までの道のりには、それぞれのドラマがあるものです。
あなたの転職成功までの道のりを、弊社、日本転職センター株式会社が
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まずは、あなたの転職活動の状況や事情をお聞かせください。
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